さりげなく、ちょっと遅めの夏休みを取っておりました。
で、5年ぶりに「聖地」横浜スタジアムへ。
前にハマスタに行ったのは、鈴木尚典の引退試合を兼ねた春のオープン戦だった。
最後の尚典のホームランは、本当に鳥肌ものだったねえ。
まあ、実際、あのときは雨がざんざん降っていて、リアルに寒さで震えていたわけだったが。
それにひきかえ、今回は秋晴れの下のデイゲームで、やっぱドームより屋外球場はいいなあ。
ハマスタ名物の「みかん氷」をほおばりながら、まったりと観戦します。
タヌキは元気に踊っていました。
知らないうちに、男キャラである「スターマン」の他に、女キャラの「キララ」が増えていた。
バク転とかアクロバティックなことをするわけでもなく、ひたすらやる気が感じられないゆるいところがいい。
「ゆるキャラ」を具現化したら、こういう気だるいキャラに行き着くわけなのだな。
スコアボードが変わって、神宮みたいになったのが残念だ。
選手の名前が縦書になってる、ハマスタ独特のレイアウトのスコアボードが好きだったのに。
「Y」の字を形どった照明は健在で。
照明の影になりながら、「番長」三浦は熱投を繰り広げています。
今40歳の三浦大輔。
こうして投げる姿を見るのは、私にとってこれが最後になるのかなあと、しみじみ思ったりして。
2010年に札幌ドームで、あのダルビッシュに投げ勝ったのを見たことは一生忘れないぞ。
試合は3-1でベイスターズが勝っていて、「お、三浦完投勝利か!」と思ったら、伏兵アンダーソンに同点2ランをぶち込まれるところが、何とも言えず三浦らしい。
大エースってほどのエースではなくて、勝ち運に恵まれないのが三浦らしいなあと。
うん、すんなり勝ったら、ベイスターズではないのだよ。
こうしたナチュラルな演出が、ベイスターズのいいところなのさ。
で、飛行機の時間の関係もあり、決着が着く前に球場をあとにします。
さようなら、ハマスタ。
結局、試合は延長11回サヨナラでベイスターズが勝ったのだが、決勝点がバント失敗の後に打たしてみたらサヨナラヒットになったというのもベイスターズらしい。
そう、ベイスターズの勝利に、筋書きと言うものは存在しないのである。
子供のころは、ハマスタに気軽に行ける首都圏に住みたいと思っていたものだが、今となっては、こうしてたまーに行けるからいいんじゃないかなあと思うよ。
そう、私にとって、今でもハマスタは「聖地」なのだ。
日本一の球場なのだ。
さようなら。