突然ではありますが、ワタクシ、サロベツの地を去ることになりました。
4月の一発目のネタだから、エイプリルフールだろうとお考えの方もいらっしゃることと思いますが、私は本気のマジでサロベツの地を去ってしまったのです。
今振り返ってみると、「もったいないことをしたなあ」とか、「申し訳ないなあ」という気持ちもないわけではないですが、こればかりは自分自身の選択ですので、後悔はありません。
そして、「新天地で充実した人生を送ることが、サロベツの地でお世話になった方の恩返しになるのではないか」と、自分勝手な解釈で、新天地の生活をのらりくらりとスタートさせています。
あと、個人的な話になるのですが、サロベツの地を去るときに、このブログの読者であるIさんに挨拶するのをすっかり忘れてしまい、非常に失礼なことをしてしまいました。
このことに気づいたのは、サロベツの地を離れてから3時間後、紋別のすき家でのことでありまして、牛すき鍋定食を食べながら「Iさんお世話になりました」と心の中でつぶやきました。
今度、大阪マラソンに出る際は、コブクロの小渕さんは抜かさないように気をつけます。
その今度は永久に来ないと思いますが。
そんなわけで、サロベツの地に忘れ物がないわけでもないのですが、もしかしたら「サロベツ100マイルロードレース」に出ることがあるかもしれませんし、隣町浜頓別での「北オホーツク100kmマラソン」に出ないとも限りません。
再び道北の地に、仕事とは離れて、遊びで行けることを心待ちにしています。
礼文もまだ行ったことないしね。
約一年間の短い間でしたが、気がつけば、「よく眠れるお薬」や「気分を落ち着けるお薬」が必要なくなるぐらいの元気を取り戻し、サロベツの地には本当に感謝しています。
さようなら、サロベツ。
ありがとう、サロベツ。
サロベツよ、永遠なれ!
(The サロベツ 完)
この時期に、こんなに雪がなくて、気温も高くていいのだろうかと思うのであるが、また、いつ冬に逆戻りするかわからんので、乗れるうちに自転車に乗っておくのが、北の自転車乗りというものだ。
去年一回だけ走ってみたサイクリングロードをブロンプトンで走ってみます。
なぜ、ブロンプトンを使ってみたかと言うと、ブロンプトンを使いたかったからである。
見事なまでに何もないサイクリングロードなのですわ。
でもって、6kmぐらい進んだら、見事なまでの行き止まりのわけで。
こんなどこにも通じないサイクリングロードを日常的に使う人はいるのかしらん。
ジョギングに使うにしても、あまりにも寂しすぎる道だ。
地方のサイクリングロードは、どこもそうなのかもしれないけど、平行している車道の交通量が皆無に等しいので、無理してサイクリングロードを通る必要性を感じないのだよね。
ぶっちゃけ、車道の方が舗装状態もよくて走りやすいし。
「自転車健康都市宣言」のマチとして、このサイクリングロードが有効活用されることを願う。
私は、きっと使わないが。
せっかく、温泉方面に進んだのだから、温泉街に行ってみる。
ここで普通の自転車ブログなら、サイクリングの後の温泉は最高だぜ!イエーイ!って展開になるのだろうが、残念ながら温泉などに入っている暇はないのだ。
ここまで8kmぐらいしか走ってないし、風呂道具も持ってきてないし、自転車の鍵も忘れたし。
ただ、何もせず、何も食わず、自転車を走らせるだけ。
盛り上がりもオチもあったものじゃない。
相変わらず、ブロンプトンにはサイクロコンピュータはつけていないので、無駄にガーミンを使ってみたりして。
世界のトップクラスのマラソン選手は、これより速いペースで走るんだもんなあ。
なんだか自転車に乗ってるのが恥ずかしくなってくるよ。
比較の対象が間違っているという話もあるが。
輪行も何もせず、ただ、ブロンプトンで田舎道を走らせただけで、我ながら非常につまらない話なのであったが、せっかくブロンプトンを使ったのだから、最後にたたんだ写真だけ載せておこう。
さようなら。
本日もよい天気でしたね。
こちら北の果ての大地も、最高気温は5度以上になり、積雪も1桁になり、いつもよりも早い春の訪れを感じます。
海が見たいので、道道444号線をひたすら西に向かい、稚咲内(わかさかない)へ。
原野が広がり、さえぎるものが全くないので、爆風に悩ませられることが多いこの道も、本日はちょっと冷たい風がぴしゃんと全身に当る程度で。
春を全身で感じながら、ほぼ平坦な道を、一定のペースで淡々と進みます。
利尻が見えると、ホントに毎日でも走りたいすばらしい道なんだけど、見えないとその魅力も半減。
とりあえず、漁港でたたずむこと1分。
特にやることもないので、来た道を戻ります。
サロベツ原野はひたすら何もなく、地平線が見える。
地平線を見て、のび太くんが、「ちだいら線ってどこを走っている電車なの?」と聞いて、パパを愕然とさせたエピソードをなぜか思い出した。
多分、もう一回か二回は降るんだろうけど、北海道で三月からアスファルトの上で自転車に乗れるのはうれしいね。
30kmぐらいの距離でも、妙に新鮮に感じられる。
いや、去年そうだったように、この風光明媚な道道444号線も、3回も走れば飽きるのはわかってるんだが。
それでも、ひとりで静かで豊かな、孤独な自転車遊びはいいものだよ。
さようなら。
自転車って楽しいよなあ。
なっ!
この濃ゆい満足感は、ジョギングや、ましては水泳なんかでは味わえない。
さようなら。
そう言えば、稚内駅が新しくなってからは、一度も中に入ったことがなかったなあ。
以前の稚内駅は、いかにも北の最果てというようなオンボロな駅であったが、2012年にデラックスな駅に生まれ変わりました。
一日100人ぐらいしか乗車客のいない駅に、こんなデラックスな建物は必要なのだろうかという話もあるが。
ちなみに昔の駅はこんな感じです。
2010年にブロンプトンで稚内や利尻に行ったときの写真です。
この建物は、JRの駅だけではなく、バスターミナルが入っていたり、土産物屋などがある道の駅が入っていたり、映画館が入っていたり、コンビニのセイコーマートが入っていたりの複合施設なのである。
つーか、その他大勢がメインで、ついでにJRの駅もありますよって感じかな。
この建物の中で、JRの駅が占めている割合は5%ぐらいなのではないだろうか?
んでもって、旭川以北にある映画館って、ひょっとしてここだけなのかな?
まあ、ワシは映画見ないので、どうでもいいんだが。
日本最北端の線路。
これを見ていると、日本最南端の駅である西大山駅にも一度行って見たいような気がする。
気がするだけで、永遠にそのチャンスはおとずれないと思うけど。
一応、展望台があったんで行ってみたが、所詮2階からの景色はこんなもんだ。
せめて10階ぐらいのところに展望台置かんかい!
ちょうど特急列車が発車する寸前で、改札前ではお別れの熱い抱擁を交わしている男女がいた。
ちっ、このまま別れねえかなあ(性格悪い)。
稚内のゆるキャラ。
「出汁之介」っていやらしい名前だなあ。
いかにもAV男優にいそうな名前だ。
いや、そういう発想をするお前がいやらしいんじゃないかという話もあるが。
日本最北を制覇したという証が欲しいのであれば、一度は行ってみてもいいかもしれないが、そうでなければ、そこまで無理していく必要もないかもしれない。
ま、でも、一度行ってみてよかったよ。
さようなら。